はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具の高谷です。
羽毛が多すぎる羽毛布団
以前の記事で、「羽毛に汗などの汚れが付着し、購入当初よりも羽毛布団が重くなる」という例をご紹介しました。
元々は軽かった羽毛布団が使用するにつれて重くなるという場合、羽毛の汚れが原因になりますが、そもそも購入した時から本来軽いはずの羽毛布団が重いなんてことも稀にあります。
こういった場合、羽毛布団に入っている羽毛の量が多すぎることが原因だと考えられます。
冬に寒い時期に使う羽毛布団はシングルサイズの場合、1~1.3㎏が適切な重さだとされています。
ところが、稀にそれ以上の重さの量の羽毛が入っているものが見受けられます。
羽毛がたくさん入っているということは暖かくていいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、羽毛が多すぎる場合以下のようなデメリットが出てきてしまうんです。
・体のラインに合わず冷気が布団内に入ってくる
・隙間がないため、羽毛が膨らむことができない
・重く寝苦しい
・通気性が悪くなる。
暖かくなるかと思いきや、実は保温性が劣ってしまうんです。
羽毛は暖かい空気を取り込み膨らみます、ですが側生地内に隙間がないと膨らむことができず暖かい空気を抱え込むことも出来なくなってしまい、保温性を損なわれるという結果につながってしまいます。
そのほかにも、重みや通気性の悪さは寝苦しさを助長し、質の高い睡眠の妨げにもなってしまいます。
羽毛布団のリサイズがおすすめです
こういった、そもそもの羽毛布団の重みについても羽毛布団リフォームで改善することができます。
羽毛布団リフォームと聞くと、羽毛をきれいに洗うというイメージばかりが先行してしまいがちですが、羽毛布団を仕立て直すためのものでもあります。
例えば、羽毛量の多いダブルサイズの羽毛布団をシングルサイズの羽毛布団2枚にリフォームすることが可能です。
この場合、足し毛を行い冬用の羽毛布団にすることもできますし、足し毛はせずに春先や秋に使うのにぴったりな合掛け布団にすることも可能です。
もちろん羽毛を丸洗いするという工程もありますから、羽毛を購入したてのようなふわふわの手触りに戻すこともできてしまいますから、まさに一石二鳥ではないでしょうか。
使っていない羽毛布団を再利用しませんか?
羽毛布団リフォームは長い間使っていない羽毛布団でも可能です。購入したものの、重くて寝苦しいために押し入れに入れっぱなしになっているという方はぜひ一度日の本寝具の羽毛布団リフォームにお問い合わせください。
この記事を監修した人

・睡眠健康指導土上級
・睡眠環境診断士
・インテリアコーディネーター