はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具の高谷です。
羽毛布団と汗
暖かさが最大の魅力である羽毛布団ですが、暖かさが裏目に出てしまい、朝起きると寝汗をびっしょりかいてしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
寝汗をかいてしまっているということは、羽毛布団が蒸れてしまっているということになります。
羽毛布団が蒸れてしまう原因としては、羽毛もしくは側生地またはその両方に通気性の問題がある可能性があります。
まずは羽毛の問題についてご説明します。
元々の羽毛の品質が悪い場合、新品であっても布団内部に熱がこもってしまいます。また品質の高いものであっても、長年の使用で汗や皮脂、ほこりといった汚れが付着してしまっていると、羽毛が吸収した湿気を放湿することができなくなり、蒸れやすさの原因につながります。
次は側生地の問題についてご説明します。
元々側生地は、中の羽毛が飛び出してこないように側生地にはダウンプルーフ加工という特殊な加工がされています。ですが、細かく織り込みすぎてしまうと通気性がなくなってしまいますよね。
通気性を表す単位はcc/sと表示され、数字が大きいほど通気性がよいとされています。綿素材の生地の通気性が1.3~1.7 cc/sなのに対し、ポリエステルといった混合繊維は0.7~0.9 cc/sと通気性に劣っています。
つまり、側生地の素材を含めて羽毛布団を購入することが大切なんです。
羽毛布団の通気性を改善するには
ここまで羽毛布団の通気性についてご説明してきました。
今お持ちの羽毛布団が蒸れやすく寝苦しい場合、「じゃあ買い替える必要があるのか…?」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、買い替えを決める前にまずは羽毛布団リフォームを検討してみることをおすすめいたします。
羽毛布団リフォームは羽毛を側生地から取り出し羽毛を丸洗いします。汚れを落とした後は新しい側生地に羽毛を充填します。
羽毛を丸洗いすることで、羽毛に付着した汚れが落とされ、湿気を放湿することができるようになります。
また側生地の交換についても今お持ちの羽毛布団の側生地が通気性に劣っているものの場合、日の本寝具が厳選したサテンの側生地に交換していただくことで、通気性のよい布団に作り替えることが可能です。
リフォームによって蒸れやすさだけでなく、嵩や暖かさなども購入したころのような状態に復活させることが可能です。
羽毛布団を購入して10年以上たっている。暖かさや通気性に劣りを感じるという方はぜひ一度日の本寝具の羽毛布団リフォームにお問い合わせ下さいませ。
この記事を監修した人

・睡眠健康指導土上級
・睡眠環境診断士
・インテリアコーディネーター